相続の手続きをしていたときには、家の中がどうなっているかまで深く考えていませんでした。
建物があることは知っていましたし、以前に訪れたこともあります。ただ、それはずいぶん昔の話です。
いざ鍵を受け取って中へ入ってみると、記憶にあった家とはまるで違っていました。廊下には段ボールや古新聞が積まれ、居間には家具と生活用品が大量に残っています。奥の部屋へ行こうとしても、物をまたがなければ進めません。
「家を相続した」というより、「家いっぱいに残された物まで一緒に引き継いだ」という感覚でした。
どこまでがゴミなのか家族にも分からない
相続した家の片付けで難しいのは、自分の持ち物ではないことです。
明らかな空き容器や古新聞なら処分を判断できます。しかし、引き出しの中にある書類や古い箱となると簡単には捨てられません。
押し入れからはアルバムが何冊も出てきました。古い手紙や年賀状、昔の趣味で集めていた物もあります。
一見すると価値がなさそうな箱でも、中を確認すると家族にとって大切な物が入っていることがあります。
そのため、最初から勢いよく捨てるのではなく、確認する物と明らかに処分できる物を分けながら進めました。
一軒家全部となると終わりが見えない
最初の一日は居間だけを片付けるつもりでした。
ところが夕方になっても、部屋の一部しか終わっていません。
一軒家には居間だけでなく、寝室、和室、台所、洗面所などがあります。押し入れや納戸もあり、外には物置までありました。
しかも家財道具がそのまま残っているため、大きなタンスや食器棚、テーブルなどもあります。
家族で週末ごとに通う方法も考えましたが、全体を見渡すと何か月かかるのか分かりません。
そこで、大量のゴミや不用品の処分については業者へ相談することも考えました。高松市でゴミ屋敷片付けならハートスタッフへ相談する選択肢もあり、一軒家に大量の家財やゴミが残っているケースでも片付けについて相談できます。
相続した家では残しておきたい物の確認も必要になるため、家族が判断する部分と片付けを任せる部分を分けて考えると進めやすくなります。
家を空にすると建物そのものが見えてきた
大量の物がある間は、建物の状態まで確認できませんでした。
家具を移動して初めて壁が見え、床を覆っていた物をなくして初めて傷みが分かります。
家を今後どうするのか考えるためにも、これは重要でした。
売却するにしても、家族が使うにしても、まず建物の状態が分からなければ話が進みません。
物が減って各部屋へ自由に入れるようになると、家族同士でも「ここは修繕が必要そうだ」「この部屋は意外ときれいだ」と具体的な話ができるようになりました。
思い出を残すことと全部残すことは違う
片付けをしていると、昔の写真や懐かしい品物が次々に出てきます。
最初は何でも残したくなりました。
しかし、それでは別の場所へ大量の荷物を移すだけになってしまいます。
そこで、本当に残したい物だけを家族で選ぶことにしました。
写真も全部持ち帰るのではなく、家族に関係する物を中心に確認します。大きな家具についても、「昔からあったから」という理由だけで残すのではなく、今後使うかどうかを考えました。
この判断ができるようになってから、片付けのスピードも上がりました。
まとめ
相続した一軒家が大量の家財やゴミで埋まっていると、手続きが終わっても次の大仕事が待っています。
特に長年生活していた家は、表から見える以上に物が残っています。収納や物置まで確認すれば、想像以上の量になることもあります。
一方で、相続した家には家族の思い出や大切な書類などが残されている可能性もあるため、何でも一気に捨てればよいわけではありません。
家族が確認する物と処分する物を整理し、自分たちだけでは難しい作業については専門業者へ相談する方法もあります。
家の中を整理できれば、売却するのか、残すのか、活用するのかという次の話も進めやすくなります。相続後の家を放置せず、まず中を確認できる状態にすることが大きな一歩です。

